たりちゃん雑記帳

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先輩介護職員の発言に疑問を感じた話 介護士をしていて自己満足かもと思ったが結果良かったっポイ話

施設には色々な性格や思いを持った職員がおり利用者にとっては様々な関り方が出来るので良いことだと思います。他の職員を見てなるほど!私も真似しようと思うことも沢山あります。

 

今回は介護をしていて自分がこだわっていた部分と他の介護職員の発言に疑問を感じた話です。

 

介護士の色々と私のこだわり

 

 

 

利用者さんの気持ちを知りたいと思った話

 

私が重度の身体の障がいがある方の施設で働き始めた頃の話ですが入浴介助を一緒に行った先輩介護士の方に「利用者さんは週2回のお風呂だけが唯一の楽しみだからね~」と言われました。

 

 

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「え?」と思いました。そこは入所施設だったので入所者にとってはここが自宅です。確かに障がいが重く横になって過ごす時間も多い、食事も経管栄養で口からは飲食は出来ていない状態でした。意識障害もあり言葉で思いを伝えることも出来ません。

 

その先輩職員の発言にイライラしたとかではなくて、「え?週2回のお風呂だけ?そんなの嫌じゃない?だとしたら他に楽しい時間を一緒に見つけよう」と思いました(←何かその頃介護の仕事にめちゃくちゃ熱意があったんですよね(笑))

 

この方にとってどんなことが幸せなんだろうと考えた時好きな事ややりたい事等本人に尋ねたいのですが、重い障がいの為お話は出来ません。ですが関わっていくうちにその方その方で、こちらが話しかけたことに対して相槌や返事をするように、小指をわずかに上げたり、まばたきだったり、唇の動きだったりとわずかな合図のような動きがあったり、わずかに表情が変わったりすることが増えました。もしかしたらこれが意思表示なのかもしれない、と些細な変化を毎日記録していました。

 

尊敬する先生との出会いで利用者との関わり方が変わった

 

私は柴田保之先生という大学教授の方の講演を見に行ったり、実際お話させていただく機会があったのですが、柴田先生の著書【みんな言葉を持っていた】を読み感銘を受けました。

 

この本は、これまで障害が重いために、言葉の獲得以前の発達段階にあると考えられたり、簡単な言葉しか発したり理解することができないと考えられてきた方々が、実際には豊かな言葉の世界を有しているという事実を、広く世の中へ訴えるために書いたものです。

引用元:【みんな言葉を持っていた】

 

柴田先生は、自作のスイッチや「あかさたな」とこちらが声に出し読み、対象者の伝えたい文字が来たタイミングでわずかな体の動きを感じ取って合図をもらい言葉を聞くという方法や、ペンを一緒に持って対象者から感じ取れる動きに合わせ文字を書くという方法等で言葉を発することが出来ない方ともコミュニケーションが取れるということに気付きました。

 

実際そのやりとりを見たことがありますが、内容がご家族しか知らないようなこと等も話されていたのであ、本当に本人の言葉なんだと思いました。

 

私も教えていただき実際、重い障がいがあって言葉を発することが出来ない方とこの方法でコミュニケーションが取れたことがあります。

 

喋れる、喋れないだけで区別される対応

 

介護をしていて障がいや認知症等で言葉を発することが出来ない利用者さんは沢山いて、現場では<言葉の訴えはなくても、理解していると思い声掛けをする>当たり前にそう教わるものの、例えば認知症がなく気難しい利用者認知症で言葉を発することが出来なくなってしまった利用者への職員の対応は全然違うのが現状です。前者へは言葉遣いを気を付け、後者に対しては敬語じゃないどころか無言でおむつ交換をするような介護士を良く見ました。無言で食べ物を口へ運ばれ、無言でおむつを交換される…。この方達の人権を守るためにも意思疎通の手段が知りたかったのです。

 

例え柴田先生のようにコミュニケーションが取れなくても、柴田先生のような取り組みをされている方の活動を知り、全てわかっていると信じ接することで対応の仕方も変わってきたら良いなと感じました。

 

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ご家族との連絡ノート

ご家族が面会に来られた時に日々の様子を伝えるためのノートがあり、ご家族の方もメッセージを残してくださることもありました。私は面会がほとんどない方のノートもちょくちょく書いていたのですが誰にも読まれないのに必要あるのか?と思ったこともあります。ですが面会が少ない方ほど連絡ノートが必要だと個人的には思っていました。久しぶりに面会に来た時とかその方が亡くなった後とかでも、ここでどんな人と交流しどんな生活を送りどんな表情をされていたのか等知りたくなった時ご家族が読んでくれたらという思いもありました。

 

利用者の身だしなみ女はおしゃれして気分が上がる

完全自己満足ではあるのですが、髪の毛をアレンジするのが好きなので髪の長い利用者さんの髪を編み込みにしたり、お化粧が好きだった利用者さんのメイクをしたりしていました。それを見て他の職員から「〇〇さん可愛い!!」とか声をかけられた利用者さんがニコニコ嬉しそうにされていたり、ご家族の方に「いつも髪やってくれるのが私も嬉しくて楽しみなんです」なんて言ってもらえたり完全私の趣味が何だか役にたったっぽくて嬉しかったです(笑)

 

 

私もこだわりが強い人間ですが、様々な介護職員がおり、合わないな~と思うこともあったのですが私には気付けない事に気付いたり私には思いつかなかったような関わり方で利用者を笑顔にしたりと色々なことを学ぶのもまた良い経験でした。

 

読んでいただきまして有難うございました。

 

 紹介した柴田先生の著書はこちら

 
他にも著者があります

 
コロナ渦の介護現場の話はこちら
 
派遣介護士の記事はこちら

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介護士の働き方の記事はこちら

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